小中学生男子に多い膝の痛みオスグッド病!成長痛なんかじゃない!

By | 2016年5月15日

小学生高学年から中学生にかけて、膝が痛くなるオスグッド病という病気があります。
小学生の高学年になると、遊んでいてもスポーツをしていても運動量が増えます。
そして、中学校では部活が始まります。
バスケット、バレー、サッカー、野球など、よく走ったりジャンプしたりと足を使うスポーツをする男の子に多い病気です。

脛骨結節(お皿の下の骨)が徐々に突出してきて、痛みが出ます。
時には、赤く腫れたり、熱を持ったりします。
休んでいると痛みが無くなりますが、スポーツを始めると痛みが再発します。
だから、部活中や運動中に痛みが出たり、帰宅後に痛いと言う子が多いんです。
一晩寝ると、痛みはなくなるので軽いうちは放置している方も少なくありません。

治療をしないで運動を続けていると・・・
お皿の下の骨が出てきて、膝を曲げると激痛になります。
屈伸や、正座ができなくなってしまうんです。

オスグッド2

大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)の力は、膝のお皿を通って膝の曲げ伸ばしさせる力として働きます。
膝の曲げ伸ばしをすると、太ももの前の筋肉が膝のお皿を通って脛骨粗面を引っ張るんです。
とくに成長期の子どもたちは、この脛骨粗面が軟骨でできています。
過度に引っ張りが加わると痛みやすく、はがれやすいのです。

成長痛と言われて、何もされずに、ストレッチしてください。
って言われただけだった。
そのストレッチも痛がってやらないの。
引っ張られて痛いのに、引っ張るストレッチしたら痛いですよね・・・

成長痛と一般的に言われますが、成長痛なら両足痛くなるはずじゃないですか?
なぜ、片方だけ痛いの!?
片方だけ伸びるの!?
同じ環境にいる子全員がなる訳じゃないですよね?
大人になってもオスグッド病で悩んでいる方います。
成長痛なんかじゃないんです!

オスグッド病になる子は、太ももの前の筋肉が硬くなっている子が多いんです。
それが、オスグッド病の痛みの原因なんです。
では、なんで太ももの前の筋肉が硬くなってしまったんでしょう?
それは、普段の姿勢からなんです。

姿勢が悪いから良い姿勢をしなさい。
と言っても、良い姿勢が保てなくなっているんです。
今は、スマホやゲームをする子もほとんどですから、猫背になる子が増えています。
膝が痛いからと言って、膝だけ治療してもまた痛みは出てきてしまうんです。
体のバランス、骨格を正して痛みが出ない姿勢にしましょう。

普段、サンダルを履く機会が多いというのも、あまりよくありません。
サンダルを履いて歩いたり、走ったりするとサンダルが脱げないように足に力が入ります。
それも、筋肉を硬くさせてしまう原因になってしまうので、踵のある靴を履きましょう。

人間の体は睡眠時間に修復されます。
寝不足が続いたりすると、修復時間が足りなく痛みの原因になります。
成長期の時期にしっかり睡眠をとることは、体にとってとても良いことです。
体のケアをしっかりして、オスグッド病にならないようにしましょう。

もうオスグッド病だと言われた方は、早期の対応が肝心となります。
痛みを我慢して運動することはツライことです。
根本的な原因からしっかりよくしましょう。
良くなっても再発したら意味がありません。
ヒロちゃん治療院では、生活習慣を改善して痛みの予防をしっかり伝えています。

ヒロちゃん治療院
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